大塾って?

“わからないところを教えてもらう”のが個別指導塾だ

というイメージをなくしたい

 
「個別指導」ってどんなイメージでしょうか?
先生が横について、ボードやノートに書いてくれたりわかりやすく教えてくれる。質問も気軽にできる。無理なく自分のペースでできる。
一見、いいことだらけに聞こえます。
ただ、大学受験の観点から見ると私はほぼデメリットでしかないと考えています。
まず最大の理由は「時間が足りない」ことです。
大学受験の参考書を見ればわかりますが、身につけないといけない知識・解法はどの科目をとっても膨大なものです。目指す大学のレベルにもよりますが、時間をかけて習得していかないと本番では使い物になりません。
新課程に入り、ますます【覚えるだけ・解くだけ】の勉強では通用しない領域が増えました。いかに【考えているか・判断できるか】を問われるような入試に変化しています。
それを1つ1つ「わかりやすく解説」していて一体いつ使えるレベルにできるのでしょうか?解説されたあとの演習、大学受験レベルにもっていくための膨大な演習までも「解説」するのでしょうか?
たとえば数学1つとっても、文系数学ですら数IA IIBC(ベクトル)と解説するだけでいったい何年かかり、何百のコマ数を授業料として払うのでしょうか?共通テストは?大学別のレベル差と演習の調整は・・?
物理化学も数学についで「わからないので教えてください」と授業型個別指導でよく話題にあがる科目ですが、3年生の2学期でやっと学校の授業が一度終えるだけの膨大な量(講義参考書も分厚いものが3冊ほど)をまたわからないところを先生に聞きながら一からやり直すのでしょうか?
夏期講習でしましょう!と言われたところで、まず一年やそこらでどうにかなるものではないと思います。
 
1つの科目だけでもすべきことは膨大にあるのに、それを受験全体を見据えてすべての科目で計画を組んで・・って本当に「1人1人に無理のないペースの授業」でできるのでしょうか?
1科目だけ弱い方や、理科の基礎科目や社会の探究科目ならまだしも「わからないから解説してほしい」というスタンスで”大学受験全体をマネジメントする”ことは物理的にもかなり無理があると考えます。

 
2つめの理由は「たいていの場合で力がつかない」ことです。
すでに一定以上の学力を持っている方、自分の力を伸ばす方法や手段をもっている方であれば、”必要なところだけ教えてもらえる”というのは合理的で有効ですが、大手の予備校などを避けて個別指導塾に来るほとんどの方は「勉強に対して”ハンデ”を持っている」状態で来られます。

私の定義する”ハンデ”とは
・目標がない、または目標に対する認識の甘さや意欲などメンタルの不足
・学校のテストと課題しかしてこなかったという勉強強度の不足
・力を伸ばす正しいトレーニングの質と量、サイクルの不足
・目標を実現する努力よりも目先の欲を優先するなど
生活力の不足
古風に言うなら心・技・体・生活の4要素です。
 
サボってきたわけじゃないけど、学校の定期試験と課題提出が勉強だと思ってやってきた結果、3年生で河合模試や駿台模試を受けて想像よりはるかに力がないことを知った、という方。

部活動がメインで、高校入試の感覚で「部活を引退したら受験勉強で間に合う」と思っていた結果、土台の力が全くないまま3年生になってしまいどうにもならない状況になったという方。

高校に入って以降、好きなことをして過ごすことが習慣になり、気づけばスマホゲームや遊びやSNSなどで娯楽だらけの高校生活を送ってきた方。

高校受験でお世話になった塾を高校以降もなんとなく続けていたけど、ただ英数で通っているだけでマンネリ化し、大学のことを見据えてというよりただ学校の予習やテスト勉強しかできていない方。
大塾にご相談に来られるケースで特に多い4つです。
 
そういった方が、わからないからと「一から教えてもらう」ことをしても力はつきません。力をつけるプロセスやトレーニングのことを何も知らないまま、個別指導でていねいに教えてもらえれば伸びるという幻想が一人歩きします。
 
1人1人、抱えている問題点が違っていて解決する方法も違うから”個別指導”です
学校はその仕組み上、どうしても一斉に向けて”平均的に”効果の見込める手段を一律で与えることしかできません。自分のもつ問題点は学校や先生が勝手にどうにかしてくれるのではなく、自分で改善・解決するしかありません。
自分でどうにかできないのなら、お金をいただいて行う塾が問題点を解決するために1人1人違うアプローチをしていくべきだというのは当然のことです。

それなのに、上の4要素に問題を抱えている方に「わかりやすい授業」だけをいくらしていても本質の問題点の解決にならず、当然学力もほぼ上がらず時間とお金だけが消費されていきます。

塾でどんな授業をしてもらうか、ではなく
塾に通うことによってあなたの4要素が向上すること
大塾はこれを目的とするからこそ、
必要なことを提供した上で「あなたがそれをきちんと改善するかどうか」というテーマで接しています。
何曜日の何時から英語を習いにいく、というスケジュールだけがある塾ではありません。場合によっては勉強を止めてじっくり話し合うときもあるでしょう。目標や動機、いまの自分を考え直すための時間が必要なときもあるかもしれません。
家庭での勉強が単なる「宿題を終わらせる」という低いレベルのトレーニングになってしまっているなら、そこへの意識と方法を変えるために時間を使う場合もあります。
 
「授業」のための個別指導ではなく、あなた自身を向上させていく塾です。
そして大学受験を通じて自分の4要素を高めることは、大学生になったあと・社会に出たあとも大きな力となります。
単なる「受かるためだけの偏差値を求める塾」でもなく、
大学受験を通じて、
“目標に向かってまっすぐ努力でき、成果を出せる人”
になりたい人に必要とされる塾でありたいと思っています。
 
よくあるご質問
定員に達していなければ大丈夫です。月の途中で入塾された場合は、その月のお月謝は日割り計算となります。まずは無料学習相談にお申し込みください。
目標(志望校や成績目標)、現在の状態などによって変わります。できるだけご希望に沿う形で考慮いたします。
大塾に来られる方の95%は全統河合塾模試で偏差値50以下の方です。塾にただ通うという気持ちではなく、大塾に通うことをきっかけとして生活や自分の勉強法などすべて一新できるかです。
はい、できます。ご希望の目標によっては別の方法をご提案させていただくこともございます。
コースや通い方によって異なります。詳しくは入塾をお決めになった際にご相談となります。なお、大塾では夏期講習などの期別講習費、テスト前の対策補講費などの追加費用は一切ございません。
自分で考えなくなると学力を伸ばすために大きな妨げとなるため、一般的な個別指導のようにゼロから解説をすることは行いません。解決のためのヒントや手段だけ与えて対応します。学習の進め方や進路に関してなど、答えるべきところにはもちろんお答え致します。
お申し出いただいたその月末をもって退塾できます。違約金などは発生致しません。
※他塾様からの転塾のご相談の中で、「今の塾に先の月まですでに払っているので規約で⚪︎⚪︎月まで辞められない」というものがよくありますが、特定商取引法の特定継続的役務提供で定義されているとおり無効です。詳しくは消費者センターなどへご相談ください。