看護師の夢があるから頑張れた

コロナ禍で働く看護師さんを見てなりたい気持ちが強くなった

◆金蘭千里高校 岩﨑悠さん◆
中部大学 看護学部合格

 

────合格おめでとうございます!受験を終えて率直な気持ちをお願いします!

とりあえずもう安心したのが一番です。安心の一言に尽きるぐらいずっと不安でした。自分は浪人しても頑張れる気がしなかったので絶対に現役で合格しなければという気持ちでした。

ネットで合否を確認したんですけど、合格という文字を見たときに全身の汗が止まらなかったぐらい緊張してました。

 

────なぜ大塾に入ろうと思ったのですか?

きっかけはお母さんが大塾を見つけてくれたことでした。

前に通っていた塾があまり自分に合っていないような気がしていたのでお話を聞きに行ってみようと思って。

大塾では今日やることが明確に決まっていたので、それが自分的に取り組みやすくて合っているなと感じました。

あとは、基礎から分かっていないことが恥ずかしくて自分的に不安だったんですけど、大塾は基礎からしっかり固められるように計画が作られていたので、基礎が全然分かっていない自分でもとても安心して取り組めそうだと思ったから入りました。

 

────大塾に入る前の気持ちや勉強の中身はどうでしたか?

学校の授業を普通に受けていたらそこそこの大学に行けるだろうという謎の自信がありました(笑)でも実際はそんなことなくて…。完全に大学受験を甘く見ていました。

受験や大学に関して調べる気も全くなくて知識も無かったし、共通テストが何なのかも分かっていませんでした。

勉強の中身というより、勉強という勉強を今までしたことがなくて・・・。小テストのための勉強だったり、気が向いた教科を勉強したりと計画性がない勉強でした。
勉強時間も1日に1時間もしていないぐらいの勉強量で、全くしない日もありました。

 

────入ってからはどう変わりましたか?

受験勉強を本格的にやり始めて、自分がいかに出来ていないか、どれだけサボっていたかを改めて実感して、「このままだとヤバイ…。」って焦りが出てきました。

そこからは切り替えが早くなって、勉強する時間と休憩時間のメリハリがつくようになりました。

気持ちの面では「看護師になる」っていう勉強する目的がしっかり出来て、自分のやりたいことをするために勉強しているって思ったら「甘えられないな。」って感じるようになりました。

そこからは大学の受験科目やオープンキャンパスの情報とかをすごく調べるようになりました。
勉強以外の面でもちょっとしたことで落ち込んでいたけど「落ち込んでいてもしょうがないし、落ち込んでいる時間があったらその時間を勉強に回してそれ以上の点数を取らないと。」って考えられるようになりました。

家族にも勉強してるんかな?って思われていたと思うんですけど、「頑張って結果で示そう!」って思えるようになって、周りの人の意見で自分自身がブレることもなくなりました。
自分と100%意見が合う人はいないし、その人にはその人の考え方がある。って思ったと同時に自分の意思を大事にしたらいいんだなって考えるようにしました。

 

────大学受験で大塾がお役に立てたことはどんなところですか?

広い自習席があったことです。家では集中できないけどここに来たら気が散るものは置いていない環境なので集中して勉強できました。塾に来たら他にも勉強している人がいるので、自分も頑張らなきゃって思えました。

大塾で基礎から勉強を始めてからだんだん学力も偏差値も上がってきて、学校の授業でもそれを感じました。

今までは分からないから授業で当てられるのが怖かったけど、それが分かるようになってきたことが嬉しくてむしろ当ててほしいと思うぐらいにまでなりました。

周りの人が分からなかった問題も解けるようになったし、現代文のテストで満点を取って周りの友達にびっくりされました。

 

────毎日塾に来て勉強していましたが、毎日来ようと思ったのはなぜですか?

もともとコツコツ頑張れるタイプでは無かったので最初は慣れなかったです。でも、学校から直接塾に行くことにしていたらだんだんとリズムができて習慣になりました。

塾に来たら勉強しかやることがないのでとにかく行くことは大事だと思います。やっぱり続けることは大事です。

最初はしんどいなと思う時もありました。でも続けているうちにだんだんイヤとかしんどいみたいなのがなくなっていきました。

 

────中部大学を選んだ理由は?

いろんな看護系の大学を調べて決めました。

・文系科目でも受験できる大学だったこと
・頑張ったら合格できるかもしれないと思えたこと
・卒業生の感想や雰囲気を調べたら自分に合ってそうだったこと
・就職に強い(国立大学附属病院)

が主な理由です。

あとは、一人暮らしができるところです。

看護系の学校は実習が多いので、きっと、自分の性格上忙しくなったら家族とぶつかってしまいそうなので家族と離れて生活した方がいいかもしれないと思いました。

 

────看護師になりたいと思ったのはどんなきっかけからですか?

初めは医師になりたかったんです。きっかけは小学生のときに祖父がガンになったことでした。治療をしてくださっている医師の方々がキラキラしているように見えて、「私も祖父のように病気で苦しんでいる人を治してあげたい」と思ったことが始まりでした。

それで中学受験をしようと思いました。合格はできたものの、高校生になった時ぐらいから「自分はほんまに医師になりたいんかな?」って思って、ある時から何のために勉強しているのか分からなくなって・・医師を目指すのは難しいな。と気づき、学校に行く意味あるのかな・・まで考えました。

でも、そんな時に担任の先生から「看護師を目指したらどうか?」と提案してもらいました。

もともと医療の道には進みたかったし、看護師は患者さんと一番関わる仕事なので魅力を感じました。もともと人と関わる仕事がしたかったのもあります。

この一年は特にコロナ渦で働く医療従事者の方々を見てとても尊敬できて、やっぱり看護師になりたいという思いが強くなりました。

 

────合格がわかった時のご家族の反応はどうでしたか?

受験勉強中はイライラしたり家族に当たってしまうこともあったんですけど、合格することをすごく祈ってくれていました。合格が分かって報告した時はすごく喜んでくれました。自分が努力したことでこんなにも人を喜ばせることができるんだな。ってとても嬉しかったです。

いろいろありましたが、やっぱり家族にはとても感謝しています。

母は私が家で勉強しているときにはテレビの音量を下げてくれたり必ず配慮してくれました。

兄は勉強中に話しかけられることもあったけど、受験直前は配慮してくれたり、お守りを買ってきてくれたり優しいところもありました。
もしかしたら一番心配してくれていたのは兄かもしれません。

父は仕事の前に学校に送ってくれたり、塾に迎えに来てくれました。いつも何の文句も言わずに送り迎えしてくれたことは感謝しているし、いま思えば申し訳なかったなと思います。

────学校の先生はどんな風に関わってくれましたか?

自分にとって学校の担任の先生はかなり大きい存在だったと思います。中高6年間のうち4年間担任をしてもらった先生で、自分の性格を理解してくれて、何かに迷った時も熱心に考えてくださっていました。

学校に行くのがイヤになってしまって気持ちが折れそうになった時も先生のおかげでもう一度頑張ろうという気持ちになりました。

もしあの時学校を辞めていたら後悔していただろうし、今こうして大学に合格できていなかったので先生が支えてくださったおかげです。

 

────これから大学受験をする後輩や、勉強をしようと思っているけどなかなか行動できないと悩んでいる人にアドバイスをするとしたらどんなことですか?

自分の考えを信じて最後まで諦めないことです。今頑張っておかないと後で必ず後悔するので今出せるベストを常に意識することも大事です。

あとはやっぱりもっと早くから始めておけばよかったなと。高3になってからだと時間が足りなくて、入試までに自分の学力をあげないといけない焦りもありましたし、間に合うか常に不安でした。

高1や高2のうちから先を見すえて始めておけば、遅れがない状態で高3になれるから、そっちの方がすごく良いと思います。

 

────最後に、これから始まる大学生活への意気込みをお願いします!

看護師になるという夢がまだ叶ったわけじゃないので初心を忘れずに、努力することを忘れずにいたいです!

最初のテストでは数学もあるので今、看護の教材を買って勉強中です。せっかく入った大学なのでしっかり学んで夢に向かって努力したいなと思います!

全然違う場所で一からのスタートなので友達と協力して課題をこなしたりするのも楽しみです。